私もそうですが、日本国内で起業する時に最初に考えるのは
いかに勝算があるか考えますよね。その時、日本人の大半は
Only in Japanベースで自然と考えてしまうと思います。これには大きな理由があります。
それは日本市場はそこそこ巨大で、1億人の人口を超えるのはそもそも15か国ぐらい世界には
なく、その中で先進国に限られると、かなり限定的になります。
つまり日本だけで食べていける1980-2000年ぐらいまでは余裕でした。
ところが高齢化とグローバル化が進み、グローバルの巨大なマーケットシェアを最初から
取りにいかないと負けて淘汰される時代になっています。日本のやり方は
①開発/製品化➡国内市場で徐々に巨大化
②一定の売上が国内で伴ってきたタイミングで
満足 or 海外 進出というのが今までのセオリーです。
満足した場合:間違いなく10年以内に消えていく企業候補です。
おそらく経営者はお金たっぷりで満足ですが若い従業員は
路頭に迷います。
海外進出した場合:これも残念ながら消えていきます。多少は生き永らえますが
進出が①の製品化から少なくとも1年以内でないと消えます。
なぜならNice ideaやNice productは盗み合いです。
すぐに中国企業が中国国内向けに売り初め、10倍の人口を擁する市場向けに
一気に展開し、大量に提供する事によりコストダウンを計り価格競争で
負けるという構図です。(人件費だけの問題ではない)
韓国市場は元々、大きくないのを彼等は理解しています、そのため彼等は
最初から海外進出ありきというか、最初か北米向けなどの巨大マーケットに向けて
出航します。この時点で10億人に負けないマーケットを確保できれば
末永く勝ち筋を見出せるからです。
海外との取引は商習慣も違う、面倒だ、英語の壁、かなり手はかかりますが、
ここで手抜きすると、いくら良い物を作ってもサバイバルでは生き残っていけません。
気付いている企業や実践している企業も多くあると思いますが、まだまだ少数派でしょう。
次の子供の世代のためにも本当のグローバル化は急務です。
①でいきなり世界に飛び出す!そんな人材だらけの国になって欲しいです!
0 件のコメント:
コメントを投稿